下重暁子『家族という病』著者、「産まない」理由とは!?

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下重暁子(しもじゅうあきこ)さんは、『家族という病』『わたしが子どもをもたない理由』などの著書で有名な作家・評論家です。特に『家族という病』は50万部以上の大ベストセラーとなり、大きな反響を呼びました!

そんな下重さんですが、一応結婚はしているものの、夫を「夫と思ったことはない」ようです!また、子供も産んでいません。「産みたくなけりゃ産まなくていい」とまで発言していらっしゃいます。

一見、下重さんは「家族」というものを大事にしない、冷たい人のように見えるかもしれません。

しかし、それは違います。下重さんは、「家族というものに囚われすぎずに、もっと自分のことを大切にしなさい」とおっしゃっている、とても愛情深い方なのです!

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下重暁子のプロフィールと、両親からの影響!

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生年月日 1936年5月29日(81歳)

出身 栃木県宇都宮市

学歴 早稲田大学教育学部国語国文学科卒業

御年81歳にしてはまだまだエネルギーに溢れていそうですね!素晴らしいことです。

さて下重さんの経歴ですが、戦前の生まれですので、9歳のときに疎開先の奈良で終戦を迎えるなど、戦争を経験しました。

また、早稲田大学卒のエリートで、卒業後はNHKに入局、人気アナウンサーとなりました!すごい経歴ですね。その後フリーとなり、キャスターを経たのちに文筆活動に入った模様。

そんな下重さんですが、両親に対しては強い反発があったようです。

下重さんの父親は職業軍人でした。戦時中は誰もに尊敬された職業にいた父親でしたが、公職追放で職を失ってからは挫折し、それまでの毅然とした態度がなくなってしまったようです。

母親は良家出身の優秀な娘だったそうですが、自らのポテンシャルを生かす道ではなく、軍人が嫌いだったにもかかわらず軍人の専業主婦の道を選択。完璧な「軍人の妻」を演じていたそうです。

つまり、

①国の勝利のために、個人がないがしろにされた戦争の経験

②自分を犠牲にして国に捧げる生き方しかできなかった父親

③世間に求められているイメージを守るために自我を殺す母親

下重さんはこれら3つの影響を受けて、あまりにも個人、「自分」というものを大事にしない生き方に疑問を覚えたのでしょう。その影響から、『家族という病』などを著するに至ったのだと考えられます。

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『家族という病』の概要と、下重さんの生き方!

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さて下重暁子さんの代表作といえばこの本!その概要ですが、ざっくり言うと

①日本人の多くは、家族は一家団欒でなければならない、という呪縛に囚われ、「家族」を美化しすぎている。それは世間や家族からのイメージの押し売りである。

②そうした世間や家族の期待・イメージの押し付けによって、子供や個人はがんじがらめにされて自由を奪われている。

③自由に生きるためには、他人や家族に期待するのではなく、自分に期待しなければならない。自分で人生の選択をし、その選択に責任を持って生きていくべき。

④子どもがいてもいなくても、結婚してもしなくても、それぞれがそれぞれの生き方を尊重し、自分の人生に責任を持って生きることが大切。

この本はまさに下重さんの生き方の象徴とも言える本ですね。というのも、下重さんの発言や生き方のところどころに、この本の実践とも言えるものが見受けられるのです!

例えば下重さんは、「家族のことしか話題のない人はつまらない」とおっしゃっています。これは文字通りの意味ではなくて、家族に期待するのではなくて自分に期待して、自分の選択をして生きなさい、ということですね。

また「産みたくなけりゃ産まなくていい」という発言は、出産という子供を産む行為すらも、自分の選択として責任を持つべきだ、ということです。そこで責任を持たずにただただ子供に期待するだけ、というのはただの押し付けになってしまい、子供が不自由・不幸になってしまうのです。下重さんが子供を産まないのは、子供がキライとかそういうことではなく、「子供よりも自分のことを重視したい」という下重さんなりの人生の選択であり、その選択に責任をもって生きているのです。これも一つの生き方として尊重されるべきですね。

それと「下重暁子」というお名前ですが、「下重」は旧姓です。今でこそ夫婦別姓は珍しくはありませんが、下重さんが結婚した頃は夫婦別姓などほとんど行われていなかった時代ですので、おそらく下重さんの強い信念があったのだろう、と考えられます。

その信念ですが、もちろん「家族という呪縛に縛られない」ためですね。妻、家族としての自分よりも、個人としての自分を重視するからこそ、旧姓を選択したのだと思われます。

さて、ここまで見てくると、「下重さんって家族というものを大事にしてない or 家族に冷たい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは実は正反対で、下重さんはおそらく、「他の家族や他人にも同じように呪縛に囚われずに自由に、幸福に生きてほしい」からこそ、他の家族にもこのような生き方を求めるのだと思います。「家族は良くあって欲しい、というのが理想ですよ」とおっしゃっているあたりにも、それを見て取ることができます。

おそらく、父親や母親にも、国に対する使命や、世間からのイメージに囚われることなく自由に生きてほしかったのでしょう。その部分に反発していただけで、本当は父親・母親にも幸せに生きてほしかったのだと思います。

また、「夫を夫と思ったことがない」という発言についても、旦那にも同じく「家族に縛られず自由に生きてほしい」と思っているからこその発言だと考えることができます。旦那にも幸福に生きてほしいからこそ、です。

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まとめ

①下重暁子さんは、戦争と両親の影響から、あまりにも個人、「自分」というものを大事にしない生き方に疑問を覚えた。

②日本人は家族に縛られすぎている。自由に生きるためには他人や家族ではなく、自分に期待して、自分の選択によって生きなければならない!

③下重さんは家族に対して冷たいわけではない。数々の発言は、「他の家族にも自由に、幸せに生きてほしい」という愛情の裏返し!

今回の記事は以上です。次の記事もよろしくです(^ω^)

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